【読書感想文】加島祥造・受いれる|ちょっと愚痴あり。。

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加島祥造(1923年- 2015年)
詩人・タオイスト
“アメリカ文学研究者、翻訳家、随筆家、墨彩画家。
詩作のみならず、アメリカ文学の翻訳にて名声を得た後、壮年期より漢詩を経て老荘思想に大きな影響を受け、文筆のみならず絵画なども含めた幅広い創作活動や執筆活動を通して、西洋と東洋の双方を見渡す位置からタオイストとしての一貫した姿勢を私生活でも死去するまで徹底した。” Wikipediaより引用

 

 

 

“受け入れる”でもなく
“受けいれる”でもなく

-受いれる-
2012出版

 


こちらの書籍から一節をご紹介します。

ネタバレ読みたくない方はスルーなさってください。

 

 

 

 

 

受いれる

受いれる すると、運命の流れが変わる
受いれる すると優しい気持ちに還る
受いれる すると自分の根にある明るさに気づく
悲しみを受いれるとき 苦しみを受いれるとき 「受いれる」ことの本当の価値を知る


 
現代に生きる人は
社会の自分にばかり支配されて
心は固くなり
柔らかな命の自分を
受けいれることが
難しくなっていく

それがすべての苦しみの
原点といえるんだ

社会で生きるには
社会の仕組みを受けいれ
社会に受けいれられる必要がある
でもね
社会は
人を受け入れるだけでなくて
利用しはじめる
要求は大きくなり
強くなる

それでも人は
素直に従って
社会の自分になり
どんどん社会に同化してゆくんだ

そして
はじめの自分の
あのエネルギーまで費やし始め
消耗していく  ・・・つづく

 

この本から、温かな風が吹いてきたのを今でも覚えています。

 

 

 

え!本から風??

 

 

 

 

毎日何かに怒っていた

この本を読んだのは、今から5年ほど前。
近所の図書館で手にした事がきっかけでした。
(図書館が好きでよく足を運びます)
 

 

当時は毎日どよーんと疲れていて、いつも「自分はだめだー!」って責めていて、いつも何かに怒っていました。

 

 

帰ってごはんの支度をしている時も気持ちが休まらず、いつもいっぱいいっぱいで、気が付いたら1日が終わっている‥そんな生活を送っていました。

 

 

でも周りにはそんなことを悟られたくないから、弱音を吐かずに大丈夫大丈夫!ってやり過ごしていました。

 

 

 

ずいぶん長い間、社会の様々な刷り込みで生きてきたので、この本の穏やかであたたかいフレーズに触れた時、しばらく茫然としてしまいました。

 

 

 

アタシ、やっぱ疲れてるんだ‥


この本に出会ったことで、ハッキリと自覚できました。
 

 

 

思えば5年前は、私にとって大きな転換期だったかもしれません。

 

 

あまりあらがわず、流れに任せてみる。
迷ったら、どっちが自分にとって幸せかを考えてみる。

 

 

 

それで変わらなくても、それでいいじゃない。

 

 

 
素直にそう思わせてくれる、すぅっと染み込んでいくような温度感がなんとも心地よい。
 

 

 

そんなキレイ事言うなー!

以前の私なら、この本を読んでも一生懸命闘っていたかもしれません。

 

 

 

こっちは我慢して毎日生きてんだっ!
ダメな自分を受けいれる??
なに寝ぼけた事いってんだい!

 

 

 

あたしは正しいんだっ!間違ってなんかないんだ!って。
全部周りのせいなんだーい!って。

 

 

誰も、責めてないのにね(笑)
一体何と闘っているんだい・・。

 

 

 

自分を苦しめているのは、自分だった

一日って、あっという間です。
自分が日々どんな事に意識を向けて、今、何を感じ取るかも自分次第です。

 

 

 

私は一日の大半を仕事のモヤモヤでいっぱいにする、謎の習慣に気づいてから、どんな感情も1つずつOKを出すようにしています。

 

 

 

モヤモヤしていいし、イライラしていいわけです。

 

 

こうじゃなきゃだめだー!って、自分を縛っていると、もっともっと苦しくなって、気づいたら周りを巻き込んで、大火事になってしまう事があります。

 

 

先日改めてこの書籍を読んだ時、当時と違った安心感に包まれました。
出会えてよかった一冊です。

 

 

 

\図書館の本に線引いちゃダメにゃ!/

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